ルル's Daily labo

気になったことを日記形式で紹介していきます

労働基準法改正から1ヶ月どう変わった?

おはようございます

平山です

 

労働基準法が変わってから1ヶ月ほどが経ちました

働き方改革が行われている昨今ですが、4月からはより厳しく

法改正が行われています

少し見ていきます

 

今回の法改正で何が変わったのか

ニュースを見ていたり、総務という立場の人でも

今回の法改正で具体的に何が変わったのか

というのを詳しく説明できる人は少ないと思います

なので、ここでは働いている人が

これだけはきちんと頭に入れておいた方がいい

法律が変わったところを少し紹介します

 

1.時間外労働時間の上限設定

2.有給休暇の取得の促進

 

こちらの2つを押さえておけば問題ないかと思います

法律の詳しい堅苦しいことは抜きでお話ししていきます

 

時間外労働時間の上限設定

2019年3月までは時間外労働時間、通称残業時間に上限はありませんでした

青天井の状態で毎日深夜まで働いて、月の残業時間が100時間なんてことは

よくニュースなどで見ていたかと思います。

政府が初めて残業時間の上限を設定しました

・時間外労働の上限は、

 原則として月45時間(1日2時間程度)、年間360時間

 休日出勤含まず

妥当なところかもしれません

残業というのは普通はあり得ないお話ですからね

例外

繁忙期など特別な場合が発生した場合上限が変わります

しかし、以前までのような無制限ではなくきちんと決まっております

さらに、特例期間は6ヶ月まで

年間720時間以内(休日出勤含む)

複数月で平均80時間以内(休日出勤含む)

月100時間未満(休日出勤含む)

ここが少しややこしいところです

 

月100時間未満と年間720時間以内は明確にわかると思いますが

複数月で平均80時間以内という条件がややこしいです

 

①80時間を12ヶ月続けてしまうと

 年間720時間というルールがあるのでアウト

②80時間を5ヶ月続けて、45時間を7ヶ月した場合はセーフ

③45時間以上の残業を5ヶ月以上あるが

 連続月数平均で平均80時間超えていない場合セーフ

④連続する月間で平均80時間を超過しているのでアウト

⑤45時間以上の月数が7ヶ月あるのでアウト

  時間外
労働時間(時間)
4月 80 80 20 45 47
5月 80 80 99 45 50
6月 80 80 20 45 20
7月 80 80 60 45 60
8月 80 80 35 60 48
9月 80 45 20 80 20
10月 80 45 80 75 90
11月 80 45 35 90 20
12月 80 45 89 98 55
1月 80 45 20 45 20
2月 80 45 20 45 60
3月 80 45 90 45 80
合計 960 715 588 718 570

難しいかもしれませんが、

・45時間を超えた残業を7回してはアウト

・連続月間で80時間を超えたらアウト

と覚えておきましょう

有給休暇取得の促進

年次有給休暇が10日以上付与されている労働者は

会社側から5日間の取得を義務付けています

今までは、労働者側から休みの取得以来をしていたのが

会社側から5日間は取得するように希望を聞くというものです。

しかし、こちらにはグレーゾーンがあり

会社側が計画年休と称して、連続で休みを設定する会社もあります

 

グレーゾーンの例

8月のお盆期間、年末年始が対象となりやすいです

今までは年休で処理されていなかった休暇の期間を

年休扱いとし5日間の会社側からの有休消化とするもの

 

これが政府が求めていた働き方改革なんでしょうか?

抜け道の探すのが上手いのが会社の上の方々ですね

 

最後に

真面目な日本人は休まずに会社に出て仕事することが

美徳とされてきましたが、電通の悲しいことがあって

やっと政府も重い腰を上げてくれました

しかし、会社は法律の抜け道を探すのが得意です

自分の身は自分で守るようにしましょう

 

Seeyou

平山

 

P.S

今年の8月のお盆は年休消化とされて

少しお怒りです